こんにちは。
昔からゲームは好きですが、ただの遊びだと思ってたんです。
でも、子どもと一緒にプレイしてみたら、違う世界が広がったんですよね。
「なんでピクミンは言うこときくの?」
「マリオがゾウになった。スゲー!」
そんな会話が、日常の中にしれっと入りこんできます。
というわけで今回は、
親子で一緒に笑って、驚いて、ときどき真顔になる、
Nintendo Switchのゲームを5本紹介します。
🌱 ピクミン4

「ねえ、おとうさん。どのピクミンが好き?」
「うーん…紫ピクミンかな。ぽっちゃりしてて可愛い」
「僕は氷ピクミン。カチカチだから」「カチカチだからかぁ…」
ピクミンたちは、とにかくかわいい。
どんなピンチでも、ちょこちょこ走ってきてくれて、「行くよー」って感じで列をなして並ぶ。
しかも、並び方までなんか整ってて、よく見たらちょっと笑ってしまう。
そんな彼らがいるだけで、ちょっとこわそうな世界も、ふんわりやさしく見えてくる。
ピクミン4は、どこを歩いても「なにかが待ってる気配」がする。
それは、子どものころに感じた、探検ごっこの高揚感に似ている。
知らない草むら。謎の岩。なにかがカサッと動く音。
それだけで、心がピクッと反応する。
「おとうさん、あそこ、ちょっと怪しいよね」
「うん、行ってみようか」
画面の中を並んで進みながら、自然と息が合ってくる感じが心地いい。
同じものを「なんだろう?」と思って、一緒にのぞき込む。
そんな瞬間の積み重ねが、このゲームをただの“遊び”じゃなく、“冒険”にしてくれる。
2人プレイでは、石を投げてサポートすることができる。
「おとうさん、今のナイス石!」
特別なことじゃないけど、一緒に何かやってる感じがちゃんとある。
それがこのゲームのいいところだと思う。
派手じゃないけど、なんかちょうどいい。そんなゲームです。
🌟 星のカービィ ディスカバリー

「カービィが自販機になった」
「うん、なったね」
「ちょっと休ませて。軽く混乱してる」
画面のなかで、まるいカービィが四角くなって、缶ジュースをビュンビュン飛ばしている。
そんな姿を見て、親子そろって言葉を失う。——でも、すぐ笑う。
『星のカービィ ディスカバリー』は、カービィ初の3Dアクション。
操作はとてもシンプルで、4歳の子どもでもすぐに動かせる。
自販機、車、三角コーン…何にでも変身するカービィは、やること全部が予想外。
だけど、カービィは何をしてもかわいい。
あの見た目で全力疾走されたら、「いいよ、それで」って思ってしまう。
ステージはカラフルで、敵もこわくないデザイン。
ちょっと迷っても、「こっちだった!」と笑って戻ればそれでOK。
子どもでも安心して進められる、やさしい世界が広がっている。
2人プレイでは、カービィのとなりにワドルディが並ぶ。
槍を持ってちょこちょこついていく姿は、頼りないけど、そこがまたちょうどいい。
ふたりで一緒に進んだり、ちょっとはぐれたり。
まるで、ごっこ遊びの延長みたいなゲームだ。
笑いながら一緒に進んでいるうちに、気づけば「遊び」が「冒険」に変わっている。
自由すぎて、ときどき混乱もあるけれど、4歳の子には、それがちょうどいい。
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🍄 スーパーマリオブラザーズ ワンダー

「ワンダーフラワーだ!ぼくがとるね!」
「オッケー!…じゃあ、一緒に叫ぼう!」
「「ワンダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」」
『ワンダー』は、これまでのマリオを知ってる人ほど驚くはず。
土管が動く。空が歌う。敵が踊る。
もう、全部アリ。全部ワンダー。
そして、協力プレイは大騒ぎ。
「先に行かないでー!」「え、そこ落ちるの?!」
と叫びながら、何度も同じステージに挑む。
それがなぜか、ぜんぜん苦じゃない。
むしろ、楽しい。
初心者でも安心のヨッシーは、息子の推しキャラ。
「ぼくに乗って! 落ちないからね!」と宣言した直後に、
ヨッシーごとスーッと落ちていった。
「今の、わざと?」
「ちがうけど、ちょっとおもしろかったよね」
そんな会話をはさみながら、すぐに次のジャンプへ。
うまくいっても、失敗しても、笑って話せる。
そこからまた、「じゃあつぎどうする?」が始まる。
そういうやりとりが、ちゃんと生まれるつくりになっているのが、このゲームのいいところだ。
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🧱 Minecraft(マインクラフト)

『マインクラフト』は、何をするかを自分で決められるゲーム。
敵と戦ってもいいし、おうちをつくってもいい。
海を泳いで、畑を作って、どうぶつと遊ぶのもぜんぶ自由。
だからその日によって、遊び方もぜんぜん違う。
ある日は並んで探検、またある日は、別々の場所で作業。
「ぼく、家をつくる」
「じゃあ、お父さんは石あつめ担当ね」
そんなふうに役割が自然に分かれる日もある。
しばらく無言で石を掘ってるだけなんだけど、なんだかんだでチームワークが育っていく。
やってることはバラバラでも、ちゃんと「一緒にやってる」感覚がある。
でも、気がつくと「いっしょに探検いこう!」と声がかかる。
ふたりでたいまつを持って、暗いどうくつの奥へ進むのは、ちょっとした冒険だ。
「さっきのトンネル、こっちにつながってたよ」
「えっ、まって、それぼくが掘ったとこ!」
別々の場所でやっていたことが、あとでぴたっとつながる瞬間。
それもこのゲームの、静かだけど大きな魅力だ。
クリエイティブモードで遊べば敵は出てこないから、敵を怖がる小さな子でも安心して遊べる。
離れていても、一緒にいても、ちゃんとつながってる。
それが『マインクラフト』のいいところだ。
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🛠 スーパーマリオメーカー2

「見てー!これ、ぼくが作ったやつ」
「おっ、じゃあやってみようか」
「やってもムリだと思うよ。むりむり」
「……いや、なんで作った?」
『マリオメーカー2』は、マリオのコースを自分で作れるゲーム。
でも実際は、「つくって」「遊んで」「笑って」「また直す」のくり返し。
ときには、“うまくいかせる気がないコース”が出てくることもある。
こっちは真剣にジャンプしてるのに、子どもはゲラゲラ笑ってる。
「落ちるって言ったじゃん〜」と、なぜか得意げ。
クリアできなかったら、「じゃあここに土管つけてみようか」
「敵は?」「ヨッシーに乗せる?」
そんなふうに、気がつけば作戦会議が始まっている。
ブロックを並べて、スイッチを置いて、試しに走ってみる。
ジャンプに失敗して「あ〜〜!!」と叫んで、もう一回。
そのリトライも含めて、もう立派な遊びだ。
このゲームのいちばんいいところは、「つくる」と「笑う」がちゃんと行ったり来たりするところ。
子どもと親、それぞれの得意なことが自然に混ざって、「一緒にやってる」感じがずっと続いていく。
まとめ:ゲームは、思い出の入り口になる
ゲームって、画面の中だけの話じゃないんです。
「この前のカービィ、面白かったね」と話せる夜。
「ピクミン死んじゃった〜」と落ち込む時間。
「またやろうね」と自然に言える空気。
それが、ゲームの力なんだと思います。
親子で過ごす時間のなかに、ちょっと不思議で、
ちょっと笑える冒険があるといいな、と思ってます。
そんな冒険選びの一助になれば幸いです。